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移住記念館

ニッケイ新聞

日本のみなさまありがとう
  記念館の建設に取りかかりました

 日本のみなさま、アリアンサ移住記念館建設資金をお寄せ下さりありがとうございます。おかげさまでユバ農場では六月二十七日から昭和四年築造の北原地価造邸、昭和三年築造の輪湖俊午郎邸の解体作業にとりかかりました。八月末にはアリアンサ移住記念館として移築が完成する見込みです。

 北原・輪湖両氏は大正から昭和にかけて、国策移住のあり方に批判を持ち、日本国内の世論に訴えて移住者のための移住地建設に献身した指導者であり、 特に輪湖俊午郎氏は移民という用語に対して移住という言葉を使った最初の人でもあります。こうした歴史の証言としての両氏邸の保存についてはかなり以前から提案されていたのですが、資金や移築後の管理の問題などが難しく、のびのびになっていました。

 一九九五年、アリアンサ史の調査に来伯されていた現代座の木村快さんが是非とも文化財として残すべきであると提言して下さったことから、地元でも移築保存の声が高まり、移築後の管理はユバ農場で責任を持つことで、実現の運びに至りました。

 資金の点でも地元文化協会から助成を頂くことになり、また現代座のみなさんをはじめ日本の見ず知らずの方々からのご好意の金額が寄せられ、地元関係者一同大変感謝しております。ぜひ機会がありましたら、アリアンサにおいで下さい。

弓場農場工事スタッフ全員集合
アリアンサ・ユバ農場一同

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