NPO現代座公演 タクシードライバー物語3
ここは幸せゼロ番地ここは幸せゼロ番地

 作:武本英之
 演出:西河 大
 劇場指揮:木村 快
 制作:熊倉正博

後援 小金井市  協力 つくば観光交通株式会社

公演日程

日時 2010年※開場はそれぞれ30分前、各回80名の予約制。
開演
6/10(木) - 午後7時
11(金)午後2時午後7時
12(土)午後2時午後7時
13(日)午後2時(満席) -
14(月)午後2時 -

会場 現代座ホール
料金 一般 3,000円 NPO現代座会員 2,500円 小中高生 1,000円

ものがたり

「3 号車、3 号車、立石街道上り、ミズタマリあり、
パンダさんに注意して運行願います!」
え? なんのことかって?
おまわりさんのネズミ捕り、こう言うんですよ。
ここは、倒産寸前のちっちゃなタクシー会社。
先代社長の後にやって来たのは、元・画家の若社長。
息子が売れない絵描きだったってわけ。
そんな野郎に、タクシー屋の社長が務まるのかって?
ピンポーン、そのとおり。
このところ、みんな浮足立っちゃって、
どこのタクシー屋に移ろうか、ひそひそ転職のご相談。
ああ、一人だけ例外がいるな。昔堅気のガンさんだ。
「余計なサービスはいらねえ!
  運転の腕が確かなら、金は後からついてくる」って、
こりゃあ、若社長とぶつかるのは時間の問題だな。
おっと、駄弁ってないで、さっさと稼ぎに出かけなきゃ…
なにせ昨日はノーコーソク、ジベタばっかで、ちっとも…。
あ! すみません。こいつらの意味につきましては、
ぜひ、この物語をご覧ください。
てんでバラバラなドライバー連中が、
ドタバタ、泣き笑いの末に何を見つけるか、
ちょいと見てやってくださいな。

キャスト

熊倉正博 中村保好 黒澤義之 平内秀信
タクシー乗務員
岩下厳太郎
タクシー乗務員
吉田
タクシー乗務員
戸隠
障害者施設職員
熊倉正博 中村保好 黒澤義之 平内秀信
小林大輔坊 畠山範義 柳 誠二 大畑孝子
二代目社長
裕喜
タクシー乗務員
小泉
タクシー乗務員
翔太
トメさん
小林大輔坊 畠山範義 柳 誠二 大畑孝子
真知尚子 東 志野香 田中なつみ
定食・山田屋
マサ子
裕喜の姉
蝶子
根岸貴子
真知尚子 東 志野香 田中なつみ


作者から一言

武本英之武本 英之

自分の生き方が時代に合わなくなった時、
人は時代に合わせて臨機応変に変われるものだろうか。
人によっては滅んでいくしかないのかも知れない。
どこかに希望はないのだろうか。
昔気質のタクシードライバー・ガンさんの生き方を通して、
見捨てられる人々を生産する
今の時代に向け、そんなんでいいんですか、
と問うてみた。