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取材レポート


寄 稿(敬称略)

子どもを連れて観て欲しい

諫早干潟緊急救済本部 代表 山下弘文

1999年4月13日「虹の立つ海」諫早市公演のロビーにて  二十一世紀の子や孫たちに残さなければならない日本の貴重な干潟が、全国各地で失われようとしている。「虹の立つ海」は、これらの問題の本質を、人々に分かりやすく訴えることに成功している。
 この演劇の発想は、諫早湾締め切りの現場を見てからだというが、訴えている課題は多い。
 干潟を守るため孤独な活動を続ける一人の老人の生きざま。その息子夫婦との落差。未来にかける若い女性。出演者一人ひとりが渾身をこめて演じるのを見ながら、身につまされ、泣き笑いしたのは私だけではないだろう。
 この演劇は、これまで干潟に関心がなかった人たちに、子供連れで見てほしい。いつの間にか出演者と一体となり、時間の経つのも忘れてしまうだろう。そして、失われつつある人間としての心を取り戻し、今、私たちが何か行動を起こさなければ、という気持ちで一杯になるはずである。すばらしい劇を作って戴いて、感謝しています。

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