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入植80周年を迎えるアリアンサの近況

幼稚園とバレエ教室

お揃いの稽古着も出来て得意な子どもたち 今年三月、第一アリアンサの幼児達を対象としたバレエ教室が弓場農場で開始された。
 その子供達は、三歳から七歳までの女の子十名で、若いお母さん達からの強い要望があって、週に一度、火曜日の夕方五時から六時までの一時間、レッスンをするようになった。
 この練習の成果は、日本語学校やブラジル学校の学芸会や卒業式、或いは母の日や敬老の日などの催しで披露されたり、ユバのクリスマスの舞台でも発表されることになるので、お母さん達も一生懸命だし子供達も皆張り切って稽古に来ている。
 過去には第三アリアンサ移住地の子供達が習いに来ていたことがあり、十年近く継続されたが、大学受験や就職などによる離農により惜しくもなくなってしまった。
第一アリアンサ日語幼稚園の子どもたち  アリアンサ村も近年は、若者たちの離農で過疎化が進んできているが、この四、五年村内で、近隣の町から、或いは出稼ぎ訪日で知り合った仲など、結婚式が頻繁に行われ、急に子供達が増え始めてきた。第一アリアンサの日本語学校には、現在三十人ほどの生徒達がブラジル学校が終わった後に通ってきているが、午前中の空いている時間を利用して幼稚園を開設し、幼児教育も始めている。幼稚園の授業にはお母さん達も参加して、教師と一緒に子供達の指導に当たっている。その子達がバレエ教室に通ってくるのであるが、既にこの子達の妹や弟たちも誕生しているし、誕生を待っている子供達もいるようだ。過疎化、少子化の時代に嬉しい現象が起きて来ている。


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